おはようございます。あきらです。
今回も、前回に引き続き人気マンガ「金色のガッシュ!」の見所や感想をレビューさせて頂ければと思います!
ちなみに、今回紹介したいのは「ファウード編」と言われる、ガッシュの兄であるゼオンがラスボスのエピソードです。
ゼオンと戦うに当たり、ガッシュが真の力に覚醒するエピソードでもありましたので、下手したら前回の「1,000年前の魔物編」よりも面白いかもしれません。
↑ こちらが前回の書いた「1,000年前の魔物編」の記事になります。
こちらは、ガッシュの最大のライバルであるブラゴが圧倒的にかっこいい長編ストーリーです。
金色のガッシュ史上1位、2位を争うほど熱いエピソードなので、ぜひこちらも参考にしてください。
・目次
概要
では早速、レビューを!と、行きたいですが、まずは「ファウード編」のストーリーの概要をお伝えしたいと思います。
ある日、突如として人間界に、巨大な魔界の建造物が出現し、ニュースなどにもなります。その建造物の正体は、実は超巨大な魔界の兵器、ファウードと呼ばれるものでした。
「この魔物(兵器)が、人間界で暴れ出したら、世界が終わってしまう!」
そう考えたガッシュ達は、ファウードを止めるために現地を訪れます。ファウードには厳重な鍵がかかっていて、強力な呪文を何人もの魔物が同時に放たないと、その鍵が壊れず、そもそも建造物から抜け出せないというものなのですが、
「リオウ」という敵のリーダーが、ファウードの封印を解くために、他の魔物を従え、協力を余儀なくさせるように、 「ファウードの鍵が壊れなければ死んでしまう」 という呪いを様々な魔物のパートナーにかけ、無理やりファウード復活の手伝いをさせます。
そこでファウードを復活させて、自分のものにしようと野心に燃える魔物や、パートナーを見殺しに出来ず、渋々ファウード復活に協力する魔物などと、時に敵対し、時には新しい仲間が増えたりしながらも、復活したファウードをいかに止めるかを試行錯誤していくという物語になっています。
ファウード編の見所
「ファウード編」の見所と言えば、間違いなくゼオンの圧倒的な強さと、それに対抗できるくらいにパワーアップしたガッシュの最終決戦です。最強の兄弟対決の結末もとても感動するものでした。
早速、紹介していきたいと思います!
① ガッシュと清麿の覚醒
ファウード編は 、色々な魔物が登場し、その因果関係やストーリーが感動的なものが多いのですが、やはり、最初の見所としては、ガッシュと清麿が真の力に覚醒するところだと思います。
ファウードの鍵を壊したあと、魔界に転送する装置の起動や、ファウードの攻撃の照準を定めづらくするように、清麿がファウードに細工をするのですが、
それらの行動が気に入らないこともあり、ガッシュ、清麿は、いきなりリーダー格である魔物、リオウと戦うことになります。ファウードのコントロールキーを持っているのがリオウなので、リオウを倒せばファウードを止めることも不可能ではありません。
なので、命をかけてリオウと戦うのですが、リオウは、まともにガッシュとは応戦せずに、人間の清麿ばかりを狙って呪文を唱え続けます。
それでも清麿は、「自分のことを気にしないでくれ」とガッシュに頼み、何があっても振り向かず、清麿が立てた作戦を遂行するようにガッシュに指示を出します。
ボロボロになり、瀕死の状態になる清麿。しかし、リオウを倒すために、”自分が死んででもファウードを止める”という固い意思のもと奮闘し、そしてガッシュもそんな清麿を信じて、お互い作戦を遂行していきます。
そして、
自分の命を賭して最大攻撃をリオウに打ち込む清麿。もう、これを見た瞬間に鳥肌が止まらなかったです笑 清麿カッコ良すぎです。本当に1番好きなキャラです。
その後、ファウードの回復液に浸かりながら、瀕死の状態をなんとか生き繋ぎます
その間、他の仲間が、清麿が起きるまで死闘を繰り広げ続け、皆がボロボロになり、もう後がないという状況で、
清麿が復活します!!あぁ、カッコいい。カッコいいし、素直に嬉しかったです!
生死の境を彷徨い、目覚めた清麿には、「アンサートーカー」という、どんな質問や問題を出しても、瞬時に答えを導き出せる能力が備わっており、(強すぎますよね笑)完全に覚醒します。
そして、清麿の覚醒と同時に、ガッシュにも変化が訪れます。清麿の死をキッカケに、眠っていた潜在能力が解放され、術の威力が爆発的に跳ね上がり、しかも、使える術の数もかなり増えます。清麿の覚醒と同時に、ガッシュも覚醒するんです。
そして、最終決戦のVSゼオンに向かうわけですが、この2人の覚醒がまずファウード編の大きな見所だと思います!
② 雷帝ゼオンの魅力
2つ目の見所は、今回のファウード編のラスボスである、「ゼオン」の存在です。
このファウード編に入るまでは、「かなり強いガッシュと同じ顔をしている、ガッシュから魔界の記憶を奪った魔物」程度に登場していたのですが、
このファウード編で一気に出番が増え、ファウード編のラスボスとして登場します。
このゼオンという魔物、とてつもなく強いです。どのくらい強いかと言うと、ガッシュと清麿が命を賭けても倒しきることのできなかった相手、リオウをあっという間に倒してしまうほど実力があります。
リオウは身の危険を感じて、ファウードにいる仲間を呼ぼうとします。「あと30秒もすれば、仲間が到着する!そうすればお前なんて怖くない!」と、主張するリオウに対して放った言葉が、
このセリフです。もう、カッコ良すぎます。そして厨二過ぎます笑
危険を感じ、リオウも、自分が巨大化して姿も大きくなり、力も相当に強くなる、禁術と言われるバーサーカ状態になる呪文を使い、ゼオンを倒しにかかるのですが、なんとゼオン、そのバーサーカー状態のリオウをワンパンで吹き飛ばします笑
そして、あれだけ強かったリオウを、初級呪文や中級呪文だけで、本当に30秒で倒してしまいます。その後、ファウードのコントロールキーをリオウから奪い取り、新しいファウードの主人となります。
そんなゼオンと、ファウードを止めるため、覚醒したガッシュの最終決戦が、非常に熱い戦いになっております!
この、ゼオンがカッコよく、魅力的な部分も、ファウード編の見所だと思います!
③ 白熱の最終決戦
最後はこれですね!これに尽きます!!
覚醒し、ゼオンに匹敵するパワーを手に入れたガッシュと、死の淵から蘇り、アンサートーカーという力を手に入れた清麿。
圧倒的な力を誇る雷帝ゼオンと、幼少期からアンサートーカーの力を先天的に持っている、ゼオンのパートナー、デュフォー。
この戦い、熱くないわけがない。。。!!
終始いい勝負をするも、アンサートーカーが完璧なデュフォーに対し、アンサートーカーの能力が発現したばかりの清麿は徐々に追い詰められていきます。
そんな時、「バオウの力を見せてみろ!」と、ゼオンがガッシュを挑発します。
というのも、実は2人は育ちは違いますが、血の繋がっている双子の兄弟だったのです。そして、2人の父親は、1000年前の戦いで勝利した、魔界の王様だったのです。
ゼオンは、王に仕える大人の戦士達との厳しい特訓や教育を受け、まともに遊ぶことすら許されない日々を魔界で送っていました。
一方ガッシュは家を離れ、遊ぶために遠くの学校に行き、その地の家に預けられたとゼオンは言います。
それでも、ゼオンは厳しい教育は、つらくとも自分の力が強くなることを実感できたので、我慢できました。ではなぜ、そこまでガッシュを目の敵にするかというと、それは、
自分と比べ、何も努力をしていないのに、父親最強の術、「バオウ」をガッシュが手に入れ、バオウしか取り柄のない落ちこぼれのガッシュが、厳しい特訓を受け、やっとこの王を決める戦いに参加できたゼオンと同様の権利を得て、この魔界の王を決める戦いに参加していることに、非常に怒りと憎しみを感じています。
なので、自分が努力して手に入れた最強の術を持って、ガッシュのバオウを超えようとします。そして、お互いの最強技を放つのですが、どうしたことか、覚醒したバオウの様子がおかしいのです。
ゼオンの術を襲うだけでなく、ガッシュの肉体も侵食しようとします。覚醒したバオウは、相手だけでなく、放った本人までも喰らう、憎しみと怒りにあふれた強大過ぎる呪文だったのです。
バオウとゼオンの術が競り合っている最中、ゼオンの頭の中には、ガッシュがこれまでどういう生活を送っていたかのビジョンが映し出されます。
それは、実の両親のこともわからず、ガッシュを受け入れてくれた家主には酷いことをされているなど、とてもじゃありませんが幸せな光景ではありませんでした。
そして、一度はバオウを相殺し、ゼオンは勝利するものの、心の中には、父親がバオウはゼオンでは使いこなせないと言っていた言葉や、ガッシュの過去がフラッシュバックし、勝利に満足できない自分がいます。
そして、心境の変化があり、バオウに侵食されたガッシュが起きるのを待ちます。その間、ガッシュは仲間に助けられ、なんとか意識を取り戻します。
そして、最後に、お互いが全身全霊の力を込めて、最強呪文を唱え、ラスト勝負となります。最初はやはり、バオウに侵食されそうになるガッシュですが、仲間の声を聞き、バオウと対話し、ついに、
バオウを完全にコントロールします!!
そして、仲間の支えもあり、ゼオンの最強の術を見事打ち破り、ガッシュは勝利を手にします!
父親には、ゼオンは憎しみなどを生みやすい性格だったので、バオウを使いこなせないことが分かっていたんですね。そして、温厚なガッシュであれば、つかいこなせるであろうことも。
バオウを悪用されないために、苦渋の選択でガッシュの両親は、ガッシュを生まれなかったことにして、バオウを隠すために遠い地へ送ります。
そして、戦いが終わったあと、2人はお互いの境遇を全て分かり合い、
と、完全に和解を遂げます。
いやー、泣ける。感動ですね。感動の名シーンです。
その後、ガッシュはゼオンの置き土産であるゼオンの雷の力を合わせ、ファウードに向かいバオウを放つことで、ファウードも消滅し、人間界にも平和が訪れます。
この涙ありの最終決戦こそ、ファウード編の最大の見所だと思います!!
終わりに
いかがでしたでしょうか?今回だけでは紹介しきれないほど、このファウード編では数々の魔物達によるエピソードがあるのですが、そのどれもが、感動し、共感できるとのばかりで、本当に読み応えがあります!
個人的に、最終決戦以外で1番感動したのは、「バリー」という魔物のエピソードです。元々とても強く、以前ガッシュに一度勝利したことがあるほど強力な魔物、バリーですが、最初に会った当時は、ただ何かにイライラしていて、信念のないチンピラのようなキャラでした笑(とても強かったですが)
しかし、そんなバリーも強さを求め、龍族の神童と呼ばれる優勝候補筆頭の「エルザドル」という、”本物の強さ”を持った強敵と戦い、勝利し、”本物の強さ”とは、能力の高さなどではなく、志を高く掲げ、持っている者こそが本当に強い者だと学び、人として成長を遂げます。
そんなバリーが、敵を倒した後にトラップにより、破壊光線のバリアが作動し、全員身動きが取れなくなります。そんな中、ガッシュが自分の身を呈して道を作り、みんなを通そうとするのですが、
バリーがそれを見て、「その役目は自分がやる。ガッシュ、お前にはまだやることがあるだろ」と、ガッシュを殴り飛ばして助け、自分が破壊光線の身代わりになり、みんなが通れる道を作ります。
その時、本が燃え魔界に帰れば、バリーは消滅しないので、バリーは自分の魔本を燃やし、消えゆくのですが、その時の、パートナー、グスタフのセリフが、
これです。本当に感動しました。
以前は、ガッシュの志ある目を見て殴ることのできなかったバリーが、人として成長し、殴ることのできる男になっていたのです。個人的に、ファウード編で数あるエピソードの中でも1番好きなエピソードですね。
戦いやパートナーとの対話、生活、そして日常の中で、どんどんと各キャラクターが成長していくところが、金色のガッシュ最大の魅力なのかもしれません。
僕はバリーが大好きだったので、こんな感動のラストでとても嬉しかったです.
さて、長くなってしまいましたが、以上がレビューになります!
読んで後悔しない漫画なので、読んだことのない方も久し振りに読まれる方も、お手にとって一読してみてください!
以上、あきらでした!